もうすぐ150年ぶりの世紀の大天体ショー「スーパー・ブルー・ブラッドムーン」が夜空に展開されます。
2018年1月31日におきる皆既月食は、スーパームーンとブルームーンが重なっており「スーパーブルーブラッドムーン」と呼ばれています。
なぜ、この皆既月食がブラッドムーンと呼ばれるのか?
皆既月食の赤い月は本当に不吉なのか?スーパーブルーブラッドムーンの時に地震が起きるのか?
ブラッドムーン(皆既月食)の迷信や言い伝えを調べてみました。
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目次
皆既月食の赤い月(ブラッドムーン)とは?
引用:youtube:hosiyasさんよりお借りしました。
皆既月食は、太陽と地球と月が一直線に並び、地球の影で月が見えなくなる現象のことを指します。
皆既月食時には、月は影で黒くなるのではなく、実は赤くなるんですよ!
その赤い月が、血のような赤銅色をしていて、ブラッドムーン(レッドムーン)と呼ばれているのです。
皆既月食(ブラッドムーン)の時間
引用:国立天文台
2021年5月26日(水)は24年ぶりのスーパームーンの皆既月食です。
部分月食の始まり8:44
完全皆既月食の始まり 20:09
完全皆既月食の終わり 20:28
皆既月食のピーク時
(太陽、地球、月が一直線に並ぶ)20:18
完全皆既月食がはじまるのが、20:09から20:28まで。
21:51~23:08の間が、皆既月食(レッドムーン)の時間です。
そして、太陽と地球と月が一直線に並ぶのが、20:18分
2020年5月26日 20時18分が
日本時間での皆既月食(スーパーブラッドムーン)のピーク時です!
スーパーブルーブラッドムーン(皆既月食)は地震の前兆となるのか?
皆既月食(ブラッドムーン)は地震の前兆か、と言われているのはなぜでしょう?
過去の皆既月食を調べてみると、その前後に大きな地震が発生していることがわかります。
ただ、前後といっても、皆既月食の3か月前であったり、2か月後であったりして、地震が皆既月食によって起きていると証明できるものは、何もありません。
また、月の引力によって地球のプレートがひっぱられて、地震を引き起こす可能性があるとも言われていますが、こちらもそれを証明するきちんとしたデータはありません。
月の引力で、地球のプレートが動くとしたら、皆既月食の時より、スーパームーンの時の方が、月と地球が普段より近づく分、微妙に月の引力が強い気がしますね。
おそらく、皆既月食の時の赤い月の色が、人間の不安をあおることによって、その前後の起きた地震をブラッドムーンと関連させたと言えるのではないでしょうか。
ですが、月の満ち欠けと地球の潮の満ち引きの関連性を考えると、何か不吉なことがおきるのでは?と思えてくるので不思議です。
ブラッドムーンの不吉な言い伝えや迷信
昔の人は、皆既日食や皆既月食の仕組みがわからず、急に満月が欠けて月が赤くなることに恐れを感じていました。
その名残として、皆既月食は不吉なものという言い伝えや迷信が各地に残っているようです。
また、人体にも皆既月食が影響するとも考えられており、月食の日は外に出ない方が良い、皆既月食の月の光は家に入れない方が良い、などの迷信も残されています。
備えあれば憂い無し
皆既月食(ブラッドムーン)は地震の前兆だとか、不吉の前触れだとかを裏付けするデータなどはありません。
たまたま、皆既月食に近い日に地震があったことを、赤い月の色に結び付けた。
赤い色の月を見て、不安な気持ちになって、不吉なことがおきるのでは?と恐れたのではないでしょうか?
赤い色は警告色。危険を知らす色でもあります。
人間の野生の感として、赤い月を恐れたのかもしれませんね。
5月26日の皆既月食は「スーパーブラッドムーン」。
せっかくの24年ぶりの天体ショーを、恐れることなく観測してみましょう。
皆既月食で地震が引き起こされるとは決まっていませんが、いつ地震が起きても不思議はありません。
備えあれば憂いなし。
地震に対する非常食や、水、懐中電灯などの備えをそろえておくのは大事ですね!
まとめ
皆既月食が地震を引き起こす、地震の前兆であるという、裏付けやデータはない。
月の引力が、地球のプレートに影響している可能性もあるが、それを証明できるデータはまだない。
皆既月食の不吉な言い伝えや迷信は、昔の人が月食の仕組みもわからず、急に暗く赤くなった月を見て、恐れたためにできたものだと思われる。
だが、それも単なる迷信と言い切れるデータもない。
最後までお読みいただきありがとうございました。