もうすぐ節分。節分は冬と春の分けめの日になります。
節分が過ぎれば、もう暦的には春なのですね。雪も降るし、まだまだ寒いですが。。
◎豆をまく方角はあるの?鬼門から鬼がくるってどういこと?
◎まき方のルールや決まり事はあるの?
◎どの部屋からまくの?
を調べてみました。
豆まきをされる方はチェックしてみてくださいね。今まで気が付かなかったことを発見できるかもですよ!
目次
節分になぜ豆をまくの?
節分とは、季節の分け目、季節の変わり目のことで、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の前の日をさします。
1年に4回ある節分ですが、冬と春の分かれ目は特に大事な日とされていました。
それは、厳しい冬を超えて迎える春の前の日。
そして、旧暦では、立春のころに新年を迎える元旦があったためです。
なぜ豆をまくのか?
昔は季節の変わり目には、邪気が入ってきやすいと言わており、その邪気を追い払うために、豆をまいたとされています。
その邪気を形としたものが、鬼。
鬼(邪気)を追い払うために豆をまいたのですね。
豆をまく時間はいつ?
邪気(鬼)は夜にやってくると言われています。
その夜に来る鬼を迎え撃つために、豆は夜にまきます。
なぜ、鬼は夜に来るのか?
豆まきの方角は?鬼門が関係している
節分の豆まきは、どの方角からすればよいのでしょう?
昔から、鬼がやってくるのは鬼門の方角から、と言われていました。
鬼門の方角とは?
古来中国では、東北の方角から騎馬民族が攻めて来たため、東北の方向(丑寅)を忌み嫌っていました。
その名残で、東北の方角を鬼門、鬼がいる方向とされていて、鬼門から鬼がやってくると言われています。
なので、鬼がやってくる方角、鬼門の方角、 つまり 家の東北の部屋 から豆をまきましょう。
東北のお部屋に窓やベランダが無い場合は、そのお部屋に近いお部屋からまいていきましょう。
厳密には、どの部屋からまかないといけないという決まり事はありません。
昔からの縁起を担ぐために東北からと言われているので、方角を気にせずまくのもありですよ。
どの部屋からまくのが良い?
上の階から順にまいていきます。
2階建ての家であれば、上の階の東北の部屋からまいて、2階の全部屋から鬼を追い出します。
1階に降りてきて、1階の東北の部屋からまき、各部屋から鬼を追い出して、最後は玄関で豆をまきます。
つまり、鬼門の方角から攻めてくる鬼を、撃退し、その後、各部屋の鬼を追い出し追い詰め、玄関から放り出す!
と言うイメージですね^^
豆をまくときの決まり事や掛け声
窓や戸を開けて、「鬼は外!鬼は外!」と掛け声をかけて豆をまきます。
すぐに窓や戸を閉めて、「福は内!福は内!」と家の中に豆をまきます。
年女、年男、厄年の人がまくと良い
家族の中に、年男、年女、厄年の人がいれば、その人が豆をまきます。
厄年の人が節分に豆をまくと、厄払いになると言われています。
2018年は戌年生まれの人が、年男、年女になります。
関連記事:2018年の厄年の人は何年生まれ?
まとめ
節分の日に豆をまく時間や方角、決まり事について書きました。
- 鬼は夜に来るので、豆まきは夜にまく
- 鬼は鬼門の方角からやってくるので、東北(鬼門)の方角から豆をまく
- 上の部屋から順にまいて、最後は玄関で追い出す。
- 窓や戸を開けて、「鬼は外!」と言って豆をまく。
- 窓や戸をしめて、「福は内!」と言って、福神さまをお迎えする。
- その年の年男、年女がいれば、その人を主にして豆をまく
- 厄年の人がいれば、豆をまくことで厄払いになる
豆まきに厳しい決まりごとはありません。
季節の行事のひとつとして、家族で楽しんで行なえれば良いですね。
最近では、豆まきをするご家庭も少なくなってきて残念に思います。
日本の季節の行事として、お子様と一緒に楽しんでいただき、未来にもずっと残していければ良いですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。