火星大接近2018は地震に影響する?皆既月食との関係や過去の例も調査!

2018年7月31日にピークを迎える火星大接近(スーパーマーズ)。

太陽系の惑星・火星が、地球に5760万キロメートルまで近づく影響で、また大きい地震が起きるのでは?と不安に思ってしまいます。

火星大接近の直近の7月28日には、2018年、2回目の皆既月食もあります。

火星大接近(スーパーマーズ)と皆既月食(ブラッドムーン)の関係で、さらに地震が起きやすくなるのでは

と心配する声もあるようです。

私の住む高槻市も6月の大阪北部地震で大きく揺れました。

まだ余震も起きています。

今回の火星大接近や皆既月食が、大地震に影響するのではと心配しています。

ということで今回は、

  • 火星大接近(スーパーマーズ)2018は地震に影響するのか?
  • 皆既月食(ブラッドムーン)との関係は?
  • 過去の火星大接近の時の地震の例

を調べてみました。




2018年の火星大接近は地震に影響するのか?

火星が地球に近づくとどうして地震に影響するといわれるのでしょう?

原因は大きく2つあり

火星の引力の影響

赤い色の影響

があると思われます。

まずひとつめの火星大接近が及ぼす影響は、引力による地球のプレート(地盤)への影響です。

火星の引力が強くなることで、地球の地盤が引っ張られてそれが地震のトリガーになるのでは、と言われているのです。

実際に、過去のマグネチュード8.2以上の大地震の12件のうち9件は、月の引力による大潮の日だったと言われています。

月や太陽の引力が、地球の地震に影響を与えている可能性が高いことは知られています。

では、火星の引力はどのぐらい地球に影響を与えるのでしょうか?

1:火星の引力が地球に与える影響はどのぐらい?

火星が地球に近づくことで、引力が強くなり地球の地盤(プレート)が引っ張られて、それが地震の引き金となるのではと言われていますが、実際はどうなのでしょう?

実は、火星が最接近した距離でも、地球に与える引力の影響は月の100万分の1と言われています。

なぜなら、

  • 火星が最接近するといっても、その距離は5760万キロメートルである。
    地球と月の距離は、38万キロメートルなので、かなり遠いですね。
  • 火星は地球の約半分の小さい惑星であること。

だからです。

月の影響の100万分の1だから影響が少ないとも言い切れませんが、引力が強くなって危険と言えるほどでもないようです。

では、もうひとつの原因はなんでしょうか?

それは、火星の色ではないかとわたしは思っています。

2:火星の赤い色の影響

赤い色の月や星は、不吉な色、疫病や地震の予兆として昔から恐れられてきました。

赤い色の星が見えると、不吉な予感がする。

その不吉な予感に合わせて、地震が起きたり、飢饉となったことで赤い星の火星が近づくと地震が起きるのでは、と感じるようになったのではないでしょうか?

では、実際に火星大接近の時に大きい地震が起こっているのか、調べてみました。

過去の火星大接近の時の地震の例

引用:Yahoo!ニュースより

2年2か月ごとに地球に接近する火星ですが、今回のように6000万キロを切るのは15年~17年に一度だそうです。

前回の火星大接近は、2003年8月27日の5580万キロ。

2003年はどんな年だったのか、大きな地震があったのでしょうか?

2003年日本で起こった大地震は?

  • 5月26日 宮城県沖 Mj7・1の地震(最大震度6弱)
  • 7月26日 宮城県北部 Mj6・4の地震(最大震度6強)
  • 7月27日 日本海北部地震 Mj7・1の地震(最大震度3)
  • 8月27日 火星大接近
  • 9月26日 十勝沖地震 Mj8・0の地震(最大震度6弱)

2003年世界で起こった大地震は?

  • 1月21日 メキシコ南部で地震 – Mw 7.5(M 7.6)、死者25人。
  • 2月24日 中国、新疆ウイグル自治区で地震 – Mw 6.3(M 6.8)死者263人以上。
  • 5月1日 トルコ南東部で地震 – Mw 6.4、死者158人。
  • 11月17日 アリューシャン諸島で地震 – Mw 7.8(M 8.0)
  • 12月26日 イラン、ケルマーン州バムで バム地震 – Mw 6.6の地震。建物崩落でおよそ4万人以上が死亡。

こうやって書き出してみると、火星大接近の影響で、大地震が発生しているように思えます。

ですが、火星大接近していない時期にも同じように大地震は発生しています。

一概に、火星大接近のせいだとは言い切れないように思えます。


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皆既月食(レッドムーン)と火星大接近の関係は?地震への影響

火星大接近とちょうど同じ時期に、2018年2回目の皆既月食が日本で発生します。

7月28日4時30分に最大皆既月食となります。

皆既月食とは、地球と月と太陽が1直線に並ぶことによって興る天体現象なので、太陽と月が同じ方向から地球に引力の影響を与えることになります。

そこに、プラスして火星も大接近!

太陽、月、火星の引力を同時に受けて、地震が発生するトリガーになってしまうのでしょうか?

そして、赤い月と赤い星。

不吉な赤い色の天体が二つ空に並ぶのです。

月や太陽の引力が、地球の地震に影響を与えている可能性も高いと言われており、何か起こっても不思議ではないですね!

いえ、何もおこらなくても、その日に地震がなくても、災害に対する備えは忘れてはいけません。

我が家も、まさか大阪北部地震で被災するとは思ってもみませんでした。

普段から何の備えもなく、水やガスボンベを慌てて買いに行ったのですがスーパーには何も無く。。。

そんなことにならないよう、備えあれば憂いなし。

日ごろから、水と食料、ガスボンベなどを備蓄しましょう!

我が家で役に立ったのが水とガスボンベとカセットコンロでした。

家族3人が生存できるようにリュックひとつにまとめた防災セットもあります。

大阪地震の時は水も断水しました。
スーパーもコンビニも水は売り切れ状態で本当に困りました。

備えの水は一人で一日3リットル必要と言われています。

まとめ

火星大接近による地震への影響があるかを調べてみました。

  • 火星大接近2018は地震への影響は少ない
  • 皆既月食は7月28日。火星大接近のピークは7月31日。
  • 過去の火星大接近(2003年)には大きい地震が起こっている。

2018年7月31日にピークを迎える火星大接近は、地球に5760万キロまで近づきます。

火星は、月の約2倍の小さい惑星、地球に与える影響は月の100万分1と言われています。

これを大きいと考えるか、小さいと思うかはそれぞれの考え方と思うのですが、

地震はいつおきるか、どんなきっかけでおきるかわかりません。

自分で自分を守れるよう、そして家族を守れるように日ごろから注意して、水や食料などを備蓄したり、避難経路を調べたりしておきましょう。

そういう意味では、火星が大接近して地震が起きるかもしれないと注意することは、気持ちも引き締める上でも良い事かもしれませんね。

むやみに恐れることはありませんが、火星大接近で地震があるかも知れないから注意しよう、ぐらいには思っていた方が良さそうです。

そして、南の空に光る赤い星・火星を眺めて見てくださいね♪

最後までお読みいただきありがとうございました。

ぴよこがお送りしました。







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